「ジムを作りたいけどいくらぐらいかかりますか?」
というご質問を電話やメッセージで頂くことが多いです。
私の様な者に意見を聞いてくださるのは非常に有難いのですが、一人一人への返答が難しくなってきた為ここで僕の見解を述べさせて頂きます。
「かかるお金はやり方でピンキリ」
そして、
“ジムを作ることが目的”
という方はジムを作らない方がいいです。
私の場合、“より多くの方に、安全且つ結果の出る、何よりも最高に楽しいフィットネスライフを提供する”
ことが目的であり、ジムを作るのはその手段の一つでしかありませんでした。
そうなるとジムを作る時に本当に気を掛けなければいけないのは「作るのにいくら金かかるか?」ではなく、
「フィットネスライフを提供し続ける為のシステムをどう構築するか?同じ理念を持ったレベルの高いトレーナーをどうやって集める(もしくは育成する)か?」という事となる筈です。
“自分のジムがある”
なんて一瞬の自己満で終わります。
“多くの方の健康と笑顔に貢献できる”
そう思うと一生ワクワク出来ます。
お金が捨てる程ある人は立派なホームジムを作って満足して下さい。
そこにお客様を入れフィットネスを提供するのであれば費用以外にもっと思慮してからにしましょう。
“ジムというハコを作って完成”、だと大きな資本を持つ会社が近くに会費の安いジム建てたら終わりです。
何よりも一部の上級者を除き、そこに通う会員様がフィットネス目標を達成する上で必要なのは
トレーニング器具ではなく、優秀なトレーナーによる指導を受ける機会です。
トレーニング器具と素人のスタッフを置いてあるだけの場所はただの器具庫。
求めるフィットネス効果を提供出来るものが揃って初めてジムだと私は思います。
勿論、飽くまで私個人の意見です。
ジムを建てる資金は借金すれば手に入ります。夢のマイジムでも何でもありません。
夢ではなくローンの上に建つのがマイジムです。
しかし借金しても手に入らない、銀行からは借り入れ出来ないのが同志であるトレーナー。
現在、私の周りにはお陰様で最高の同志達が集まり、しかも優秀でいい奴ばかり。
私は大きなジムを建てた、とか珍しいマシンを入れた、なんてことを自慢に思えたことは無い。
けれど優秀な彼(彼女)らが側にいて、同じ理想に向かってくれていることは最大限に自慢したい。
だからジムを作る事を考えている人、“お金が幾らかかるか?”だけでなく
“ジムを作る目的は何か?”
“そのジムに関わって下さる方々へ有意義なフィットネスライフを継続的に提供し続けるという覚悟はあるか?”
“その為のシステムや仲間をどうするか?”
をもう一度考えてみてください。
その上でご連絡頂ければ私で出来ることは可能な限り手伝わせて頂きます。
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